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Codexに自分専用のAI秘書を。花ちゃん方式で「昨日の続き」から始めよう

朝の光が差す窓辺の机でノートパソコンを開き、マグカップを両手に持つ女性 Daisukeのブログ

未来の生活って、いつも自分のbuddyがそばにいて、やりたいことや困りごとを一緒に考えてくれる。そんなふうになるのではないかと思っています。

私にとって、Claude Codeの「花ちゃん」は、その未来を少し感じさせてくれる存在です。答えをもらうだけでなく、自分の活動や目標を踏まえて、前回の続きから相談できる。その体験をCodexでも育てたくて、「Codex秘書室スターター — 花ちゃん方式」を作りました。

🌸「おはよう」から、昨日の続きへ。

自分の呼び名、活動、目標を知る秘書と、仕事の続きから始めるための小さなキットです。秘書の名前は「花ちゃん」以外にも変えられます。

2026年9月11日更新:v0.3-rc2試用版。MacのCodex標準アプリで、初回回答からの用件保存と、新しい会話での再開を確認しました。実画面の動画と手順を紹介します。

秘書室があると、Codexとの付き合い方はどう変わる?

Codexには、もともと文章作成や開発を手伝い、ファイルを読み書きする力があります。このキットで変わるのは、相談を受けた後に何を記録し、次の会話で何を確認するかという運用です。

通常のCodexでも、指示や設定によって同じような使い方はできます。花ちゃん方式は、その準備を一から考えずに始められるよう、秘書・案件管理・引き継ぎのルールをまとめたものです。

  • 相談の始まり:自分の呼び名や活動、目標を保存し、次の会話でも参照します。
  • 作業の途中:期限のあるTODOに加えて、進行中の案件や確認待ち、成果物の場所を記録します。
  • 再開するとき:保存記録を確認して、前回の続きや期限、今週の予定を案内します。

毎回「何をしていたっけ?」から説明し直す負担を減らして、次の一歩を一緒に考えられるようにしたい。そのための秘書室です。

目指したのは、TODOを読むだけの秘書ではないこと

試している途中で、一つ問題が見つかりました。登録したTODOの完了は引き継げたのに、別に進めていた制作の話が、次の会話の案内に出てこなかったのです。

こちらが毎回「これもTODOにして」と指示しないと残らないのでは、安心して任せにくいですよね。

そこでv0.2では、秘書がTODOだけでなく、PMや各部署の案件記録も確認するようにしました。PMはプロジェクトマネージャーのこと。ここでは、案件の進み具合や残作業を整理する役割です。別のAIが常時動いているという意味ではありません。

たとえば、資料の表紙だけできても、資料全体が完成したわけではありません。部分的な成果と案件全体の完了を分け、期限がまだ決まっていない相談も必要に応じて引き継ぎます。思いつきを話しただけで、勝手に実行する案件にしてしまわないこともルールに入れています。

v0.2をMacのCursor内のCodexで確認した際は、別のTODOが完了した後も、進行中の制作相談が再開時に案内されました。できたものと、まだ着手していない部分も区別されていました。まず、この取りこぼしへの修正は確認できました。

v0.3では、初回設定の回答も通常の依頼として管理につなぎ、再開時は隠しフォルダの記録を直接確認するよう修正しました。

こんな朝のやり取りを目指しています

以下は使い方を伝えるための架空の例です。表示内容は、保存した記録や利用環境によって変わります。

あなた:おはよう。

花:秘書室の花です🌸 おはようございます。

前回の続き
勉強会の感想メモは完了しています。発表資料は構成案までできていて、本文づくりが残っています。

今日のアラート
明日が参加申し込みの締め切りです。

今日は、申し込みを済ませてから資料の本文に進むとよさそうです。

言われたことを整理するだけでなく、自分が大切にしていることを踏まえて支えてくれる。そんなbuddyに近づけていきたいと思っています。

実画面で見る:初回設定から「おはよう」で再開まで

架空の利用者「はる」で試した実際の録画です。プロジェクトの作成、ソースフォルダーの選択、初回の質問への回答、休憩の保存、新しい会話での「おはよう」まで残した無音の動画(約1分42秒)です。動画は手順4(プロジェクトの作成)から始まります。手順1〜3を済ませてからご覧ください。操作は通常速度のまま、Codexの応答待ちは早送りし、途中の確認操作など一部は省いています。画面上の利用者名や過去の履歴など、手順に関係のない部分はぼかしています。読みたい場面では一時停止してください。

動画ではプロジェクト名を「花ちゃんテスト」にしていますが、手順4のとおり「私の秘書室」など好きな名前で構いません。

動画を別画面で見る

  • 0:00ごろ:「プロジェクト」の「+」からローカルを選び、プロジェクト名を入力
  • 0:14ごろ:ソースフォルダーでhana-workspaceを選んで「開く」→「プロジェクトを作成」
  • 0:30ごろ:「よろしく」を送信
  • 0:36ごろ:呼び名と活動を回答
  • 0:46ごろ:目標と秘書名を回答(今週中の用件もここで伝える)
  • 0:58ごろ:設定完了と用件の保存を確認(管理ID・期限・次の一歩)
  • 1:11ごろ:「では休憩します」で引き継ぎを保存
  • 1:25ごろ:同じプロジェクトで新しいチャットを作成
  • 1:30ごろ:「おはよう」で再開

初回の回答に含めた「今週中に本の感想をまとめたい」という用件が、ID・期限・次の一歩とともに保存されました。再開時にも、呼び名、未完了の用件、9月13日の期限、本の題名を確認する続きが案内されました。画面と保存ファイルの両方を確認しています。

始める前に

パソコンにCodexの標準アプリを用意し、ログインしておきます。アプリで会話ができ、指定した作業フォルダのファイルを読み書きできる状態から始めるガイドです。

「作業フォルダ」は、花ちゃんの設定や記録を置く場所です。「プロジェクト」は、そのフォルダと会話をひとまとめにするアプリ内の場所、と考えてください。

このキットの利用にGitやPythonのインストールは不要です。Codex本体の利用条件や費用は、お使いの環境に従います。

今日のゴール
初回設定 → 練習の用件を保存 → 新しい会話でも用件が出てくる。この一周を試します。

動画と図で進める、6つの導入手順

図は操作の流れを整理した説明図です。ボタンの位置を再現したスクリーンショットではありません。アプリの版や表示言語によって、画面の名前・配置が異なる場合があります。

1.配布ZIPをダウンロードする

下のリンクを押すと、配布ZIPをダウンロードできます。保存先を聞かれたら「ダウンロード」フォルダなど、見つけやすい場所を選びます。

花ちゃん方式のZIPをダウンロード

今回確認した修正版ZIPを当ブログにも置いています。旧版v0.2と取り違えないよう、ファイル名を確認してください。

ここまでできたら次へ:ファイル名が codex-hana-starter-v0.3-rc2.zip になっています。

2.ZIPを展開する

Macはダブルクリック、Windowsは右クリックしてすべて展開。hana-workspaceフォルダを取り出します。
手順2の説明図(実画面ではありません)

ダウンロードしたZIPを見つけて、次の操作をします。

  • Mac:ZIPをダブルクリックします。自動で展開済みなら、そのフォルダを開きます。
  • Windows:ZIPを右クリック →「すべて展開」→ 展開先を確認 →「展開」を選びます。

ZIPは、複数のファイルを一つにまとめた入れ物です。中を表示しただけではなく、展開してから使います。

Macで実際に展開した様子です(約20秒・無音)。ZIPを右クリックして「開く」を選んでいますが、ダブルクリックでも同じです。展開してできた hana-workspace を開くと、手順3で確認する AGENTS.md が見えるところまで映しています。

展開の動画を別画面で見る

ここまでできたら次へ:展開した中に hana-workspace というフォルダが見つかります。

3.花ちゃんの作業フォルダを確認する

hana-workspace直下にAGENTS.mdがあることを確認するフォルダ構成図。
手順3の説明図(実画面ではありません)

hana-workspaceを開き、中にAGENTS.mdがあることを確認してください。これが花ちゃんの行動ルールです。内容を自分で編集する必要はありません。

このフォルダは、書類・ドキュメントなど、今後も使う場所に置きます。既存の仕事フォルダに重ねず、専用のフォルダとして保管してください。

ここまでできたら次へ:hana-workspace を開くと、すぐに AGENTS.md が見えます。

4.Codexアプリに作業フォルダを登録する

Codexの左側「プロジェクト」の横にある「+」から作成します。

  1. 「ローカル」を選び「次へ」。
  2. プロジェクト名を「私の秘書室」にします。
  3. 「ソースフォルダー」の追加欄を押し、展開済みのhana-workspaceを選びます。外側のフォルダではなく、AGENTS.mdが直接入ったフォルダです。
  4. ソースフォルダーにhana-workspaceが一つ表示されたら「プロジェクトを作成」。

このプロジェクトが、これから花ちゃんと話す場所になります。

ここまでできたら次へ:秘書室のプロジェクトに hana-workspace が登録されています。

5.最初の一言を送り、質問に答える

呼び名、活動、目標や困りごと、秘書の名前の4項目に答える図。
手順5の説明図(実画面ではありません)

先ほどの秘書室プロジェクトで新しい会話を作ります。左側の「プロジェクト」にある秘書室のプロジェクト名(この記事では「私の秘書室」)をクリックしてから、上の「新しいチャット」を押してください。入力欄のすぐ上に自分のプロジェクト名が表示されていることを確かめて、次の文章をコピーして送ります。

よろしく

呼び名、主な活動、目標や困りごと、秘書の名前を、基本的には2回のやり取りで聞く設定です。聞かれた項目に、普段の言葉で答えてください。

回答例(架空):「はると呼んでください。読書や創作をしています。今週中に読んだ本の感想を短くまとめたいです。続きから取り組めるよう手伝ってください。秘書の名前は花でお願いします。」

質問に答えたら、設定と記録の保存が終わったという返答を待ちます。

ここまでできたら次へ:自分の呼び名や秘書名が設定され、記録を保存したと案内されます。

6.新しい会話でも引き継げるか試す

手順5で期限のある用件を伝えていれば、登録を頼み直す必要はありません。まだなら「今週中に読んだ本の感想を短くまとめたいです。手伝ってください」と送ります。

用件が保存されたという返答を待ち、次を送ります。

休憩します。

保存完了の返答を待って、同じプロジェクトで新しいチャットを作ります。手順5と同じく、左側でプロジェクト名をクリックしてから「新しいチャット」を押し、入力欄の上にそのプロジェクト名が出ていることを確認して、送ります。

おはよう

呼び名・用件・期限・次の一歩が案内されたら、最初の一周は成功です。練習の用件が不要になったら「練習の感想メモは取り消して」と伝えます。

ここまでできたら次へ:新しい会話で、呼び名と登録した用件が案内されます。

迷ったときは、ここを確認

  • ZIPが見つからない:ブラウザのダウンロード一覧か、パソコンの「ダウンロード」フォルダを確認します。
  • AGENTS.mdが見つからない:展開後のフォルダをもう一段開いて、hana-workspaceを探します。
  • 初回の質問が始まらない:プロジェクトのソースフォルダーにhana-workspaceが指定されているか確認し、そのプロジェクトで新しい会話を作り直します。
  • 記録の保存ができない:「保存できなかった理由と、私が行う操作を一つずつ教えて」と伝えます。
  • 前の用件が出てこない:同じプロジェクトか確認して「保存された引き継ぎ記録を確認し、未完了の用件を教えて」と伝えます。

覚えておきたい、仕組みと確認範囲

このキットは、AGENTS.mdに書いた行動ルールと、作業フォルダ内の.companyに保存する記録を使います。Codexが作業前にAGENTS.mdの指示を読む仕組みについては、OpenAIの公式ガイドも参照してください。

  • 引き継ぐのは保存された記録です。別の会話の内容を、保存なしですべて覚えている仕組みではありません。
  • アプリを開くだけでは話し始めません。「おはよう」など、最初の一言を送ってください。常時監視や時刻指定の通知機能も含みません。
  • 記録には自分の情報が入ります。使った後のフォルダをそのまま配らず、他の人には未使用の配布ZIP(この記事のリンク先)を案内してください。
  • 今回はMacで一部の流れを確認しています。Windows実機、長期間の利用、延期や取り消しが重なるケースなどは引き続き確認が必要です。大切な期限は記録内容も確認しながら使ってください。

うまく引き継がれないときは、まず「同じhana-workspaceを開いているか」「休憩時に保存が終わっていたか」を確かめてください。詳しい手順は、この記事からダウンロードしたv0.3-rc2のZIP内にあるREADME.mdをご覧ください。今回の検証範囲は、次の「備考:検証環境」に記載しています。

備考:検証環境
2026年9月11日、MacのCodex標準アプリ、画面上のモデル「5.6 Sol 軽」、v0.3-rc2で確認しました。初回の具体的な依頼の保存→休憩→新しい会話での再開という基本ケースは合格です。Windows実機、複数案件、完了・延期・取消、長期利用は今回未検証です。CursorやVS Codeの拡張からの利用は補足的な選択肢です。

AI Companyへの感謝と、これから

花ちゃん方式は、こちらの記事で紹介しているAI Companyの運用を参考に、Codex向けに再構成したものです。maldivescafe-dotcom/ai-companypontarou-re/ai-company、原作のShin-sibainu/cc-companyに感謝します。配布物にはMITライセンスの表示を収録しています。

まだ試用版ですが、名前をつけ、自分の活動を伝え、昨日の続きから話すだけでも、AIとの距離感は変わってきます。

「これも覚えておいて」と一つずつ指示し続けなくても、相談の流れを受け止めて、必要なことを整理してくれる。そんな自分専用のbuddyを、これから少しずつ育てていきたいと思っています。

Codex秘書室スターターのGitHubページを見る

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