10月1日、Claude Code に「Mods(モッズ)」という機能が加わりました。Claude Code の画面や動き方を、小さな追加プログラムで変えられる仕組みです。
私はプログラムを書けません。それでも、AI秘書の「花ちゃん」(Claude Code で動かしている秘書役)に言葉で頼むだけで、その日のうちに4つの Mod ができ、毎日の画面が少し使いやすくなりました。何を頼んで、どう変わったのかを残しておきます。
Mods とは
公式の説明をひと言でまとめると、「Claude Code の見た目や動き方を、小さな追加プログラムで変えられる仕組み」です。
- 会話の横に、自分用の表示欄やボタンを足す
- 入力欄の上に、帯のような一行を出す
- AI がコマンドを実行する前に止めて、確認させる
自分で書くこともできますが、「こういう Mod を作って」と Claude Code 自身に頼むこともできます。私がやったのは、こちらです。
作ってもらった4つ
1. 期限が近いことを、入力欄の上にいつも出す帯

花ちゃんには、もともと「会話を始めたときに、期限が近い TODO を知らせる」仕組みがありました。ただ、会話の途中で見返すには、文字をさかのぼる必要がありました。
そこで「今日のやること・期限を、会話の横に常に出してほしい」と頼みました。今は入力欄の上に、こんな一行が出ています。
🌸 期限切れ 0件・明日まで 2件(15:20時点) [たたむ]
花ちゃんが TODO を片づけると、その場で表示から消えます。
2. 貼り付けたファイルの一覧と「×」ボタン

私は Cursor というエディタの中で Claude Code を使っています。画像を2枚まとめてドラッグしたら、1枚しか入っていなかったことがありました。
アプリ版の Claude Code には、貼った画像が小さく表示される仕組みがあります。それを Cursor でも使いたいと相談しました。Cursor の画面では画像そのものは出せないそうですが、代わりに文字の一覧を作ってもらいました。
📎 2件 Codex 画像…01_42_55.png (1.7MB) [×] Codex 画像…23_07_33.png (1.5MB) [×]
- 貼った件数と、ファイルの大きさがひと目で分かる
- 名前だけ貼ったときは、Mac の中を探してくれる。見つからなければ赤字で「見つかりません」
- 「×」を押すと、そのファイルだけ入力欄から外れる
「×ボタンも出せますか?」と聞いたら、「出せます」とのことでした。
3. Markdown のプレビュー窓

花ちゃんは、調べたことや台本を Markdown(見出しや表を記号で書く形式)のファイルで残してくれます。これまでは毎回、別のエディタで開いて読んでいました。
今は、花ちゃんが Markdown を書くと、会話の横に窓が自動で開きます。見出しや表は整った状態で表示されます。閉じるときは「× 閉じる」か Esc キーです。
4. 作業に反応する花ちゃん

ほかの人の Mod を眺めていて、「作業に反応するペット」に惹かれました。それなら花ちゃんだ、と思って頼んだのがこれです。
🌸(・ω・)φ ファイルを読んでいます… 🌸(`・ω・´)ゞ 動画を作っています。少し待っててくださいね(3分経過) 🌸(><) あっ、うまくいかなかった…やり直します 🌸(^▽^) できました!おつかれさまです
お願いしたのは「顔文字はこの感じで、労いの言葉を多めに」だけです。作業が終わるたびに、「いつもありがとうございます」「今日もたくさん進みましたね」と、言葉が順番に変わります。正直、思っていた以上にうれしいものでした。
頼み方は、ふだんの言葉で十分だった
振り返ると、私がしたのは次の3つだけでした。
- ほしいものを、ふだんの言葉で伝える(「×ボタンも出ますか?」くらいの言い方で)
- 花ちゃんが出してくる案から選ぶ(「自動で開く」「顔文字はその感じで」)
- 実際の画面で使ってみて、気になったところを伝える
プログラムの中身は花ちゃんが書き、公式の検査と動作テストまで通してから渡してくれました。テストで見つかった不具合も、私が気づく前に直っていました。
ほかの人はどんな Mod を作っているか
公開からわずか3日で、有志がまとめた一覧には約1,020本が並んでいました(10月3日時点)。
- 使用量・費用の見える化:どれだけ使ったか、上限まであとどれくらいかを帯で出す
- 安全の見張り:危ない操作の前に確認ボタンや暗証コードを求める、パスワードや鍵を伏せ字にする
- 便利もの:Markdown や Web ページを横の窓で見る、メールや予定の通知を出す
- 遊び心:待ち時間のゲーム、作業に反応するペット、テストに失敗すると敵が出てくるもの
Anthropic 公式の見本には、危ない操作を一度止めて「進む/やめる」を選ばせるものや、会話の残り容量を天気予報のように表示するものがありました。
気をつけたいこと
Mod は、Claude Code と同じ権限でパソコンの中のものに触れられます。安全のための囲い(サンドボックス)はありません。公式も「信頼できるところの Mod だけを入れてください」と書いています。
私は、ほかの人の Mod をそのまま入れるのではなく、「花ちゃんが中身を読んで確かめてから入れる」か、「気に入った考え方だけ借りて、日本語で作り直してもらう」ことにしました。
おまけ:同じ日に調べてもらったこと
Claude の新しいモデル(Opus 5.5 と Fable 5.1)
9月22日に出た Claude Opus 5.5 について、公式の発表を読んでもらいました。公式は「ほとんどの仕事で、上位の Fable 5.1 と同じくらいの力。値段はその4割」と位置づけています。
印象に残ったのは、作り話(ハルシネーション)の試験です。決算のレポートを書かせて、数字と引用を一つずつ照合する試験で、Opus 5.5 は18本中16本が合格し、Fable 5.1 は合格がありませんでした。最近「AI の言うことが、前より確かになった」と感じていたので、腑に落ちました。
OpenAI の dots
9月29日に発表された OpenAI の「dots」も調べてもらいました。パソコンを閉じていても24時間動き、頼まれる前に自分から提案してくる助手です。ChatGPT の Pro プラン(月16,800円・10月4日時点)から使えます。
私の作業は Mac の中での制作が中心なので、今のところは Claude Code と Mods の組み合わせで十分だと感じています。
おわりに
「プログラムが書けないから、道具は与えられたものを使うしかない」。少し前まではそう思っていました。
今回やったのは、自分の困りごとを言葉にして、出てきた案を選んだことだけです。それで、毎日使う画面が自分向けに変わりました。画面の上で花ちゃんが「おつかれさまです」と言ってくれるのも、ちょっとした楽しみになっています。
参考
- Customize Claude Code with mods(Claude 公式ブログ): https://claude.com/blog/claude-code-mods
- Introducing Claude Opus 5.5(Anthropic): https://www.anthropic.com/claude-opus-5-5
- dots のご紹介(OpenAI): https://openai.com/index/introducing-dots/
- awesome-claude-code-mods(有志の Mod 一覧): https://github.com/karanb192/awesome-claude-code-mods


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