バシャールの動画を見ていたら、ハロウィンの話が出てきました。そのとき思い出したのが、大分県の臼杵で過ごした子どもの頃の、月の夜のことです。
私が育った大分県の臼杵(うすき)では、中秋の名月の夜になると、子どもたちが近所の家を回りました。
玄関先で「名月くーれな」と声をかけると、家の人がお菓子を出してくれます。
調子に乗って「名月くーれな、芋ならいーらんで」と続けることもありました。お菓子をちょうだい、芋ならいらないよ、という意味です。
何軒も回って、袋がいっぱいになって帰る。それが、あの土地の秋の一夜でした。
大分市のほうでは「みいげつ、くださーい」と言うそうです。
もとをたどると、縁側に供えた団子や芋を子どもが「盗んで」いく行事で、盗まれた家ほど縁起がいい、月の使いが持っていったのだ、と言われていたそうです。
三重や愛知では「お月見どろぼう」という名前で、いまも続いています。
並べてみると、驚くほど型が同じです。
- 収穫の季節の行事であること
- 子どもが「あちら側からの使い」になって家々を回ること
- 家の人が食べ物を渡すことで、感謝や祈りを表すこと
ハロウィンだけではありません。
メキシコの死者の日(11月1日・2日)、インドのピトリ・パクシャ、カンボジアのプチュンバン、中国の中秋節。
文化の行き来がなかったはずの土地で、秋になると同じように、収穫に感謝し、亡くなった人を思い、子どもや来訪者に食べ物を渡す行事が生まれています。
きっかけになった動画は、ダリル・アンカがチャネリングするバシャールの、2027〜2033年のコンタクトとアトランティスについての回です。
22分40秒あたりから、こう語られます。
「いまこれを届ける理由は、あなたがたの10月から11月への移り変わりが、アトランティス滅亡の記念日だからだ。形は変わり、別の解釈に置き換わってしまったが、これこそが、あなたがたにオール・ハロウズ・イヴ、ハロウィン、そして万聖節・万霊節(10月31日・11月1日・11月2日)がある本来の理由だ。滅亡の前日、滅亡の日、滅亡の翌日。それを追悼するのが、これらの聖なる日の本来の理由である」
出典: Bashar Reveals ET Contact 2027–2033 | Bashar Channeling(YouTube・英語字幕からの私訳)
バシャールはこのあと、約12,800年前、紀元前10,800年ごろのアトランティスの最後の日々を、彗星の話とともに語っていきます。
チャネリングの内容は、科学的に確かめられた事実ではありません。
ただ、この話のまわりには、学問の側でも真面目に議論されている線がいくつかあります。
- 約12,800年前は、地質学で「ヤンガードリアス期の始まり」とされる時期と重なります。急な寒冷化が起き、その原因が彗星や小惑星の衝突だったとする仮説は、2007年の発表以来いまも論争が続いています。
- 10月末から11月上旬は「おうし座流星群」のピークで、ハロウィンの火球として知られています。この時期の空の火を古代の人が恐れた記憶がサウィン(ハロウィンの元になったケルトの祭り)の起源にある、という説を唱えた天文学者もいます。
- 世界中に残る洪水神話は、氷河期の終わりの海面上昇の記憶ではないか、という説は、比較神話学の本で扱われています。
大きな災害の記憶が、何千年、一万年という時間を、行事や神話の形で越えてくる。そのこと自体は、学問の側でも否定されていないのです。
証明はできません。
それでも、時期も、子どもが回るという形も、食べ物を渡すという意味も、ここまで重なるのは偶然ではない気がしています。
形は変わってしまったけれど、元は同じ出来事の記憶なのではないか。
そう思って振り返ると、臼杵の夜に響いていた「名月くーれな」という子どもたちの声が、少し違って聞こえてきます。
自分がその一夜の中にいたことが、ありがたく思えるのです。
問い
あなたが育った土地に、子どもが家々を回る行事はありましたか。
そのとき、何と言って、何をもらいましたか。
こういう話を、お茶を飲みながら語り合う小さな会を開いています。
バシャール、エックハルト・トール、『引き寄せの法則』、『神との対話』、『奇跡のコース(ACIM)』。そんな本が好きな人が集まる場所です。
次回は10月15日(木)19:00から、府中駅直結のプラッツで。
参考: 臼杵っ子!「中秋の名月」といえば、近所にお菓子にもらいに行く?(en3.jp) / 「お月見泥棒」って知ってる?(ウェザーニュース)


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